過去の食事・健康法体験談 その1
『ゆるレクチンフリー』を実践する以前も、さまざまな食事法、健康法を試してきた、
わたし「さま」が過去の体験談をお話しします。
食事法ということは、『レクチンフリー』とも関係深いため、参考になることもあるのではないでしょうか?
今回は、鍼灸院にて、断食と鍼灸施術、食事管理でのダイエットを行ったときの話です。
『体質改善・減量鍼灸治療』
はじめに3日間、毎日の鍼灸施術と水以外飲まない(断食)を行い、
その後、定期的な鍼灸施術と食事指導(基本糖質・脂質制限)を受けながら、減量を目指す。
食事指導内容
断食中 3日間水のみOK
断食明け〜 1週間〜10日ほどのペースで減量具合を見ながら、摂取OKの食材が増える
1.糖質を含まない野菜のみ
2.朝のフルーツ、ヨーグルトを解禁
3.植物性タンパク質解禁
4.動物性タンパク質(魚)解禁
5.動物性タンパク質(肉)解禁
(注:「さま」は過去に何度か酵素や葛、玄米などで半断食の経験があります)
「さま」の体験談
開始したのが9月初めの暑い時期でしたが、
食事制限中、とにかく「冷える」「寒い」のが辛かったのです。
1の時点ですぐに冷えていて、「2.朝のフルーツ、ヨーグルト」を摂るように言われたとき、
指導の人にものすごく抵抗したことを覚えています。
冷えすぎていて、体が拒否するんです。
いい大人が半泣きで2を拒絶し、なんとか「3.植物性タンパク質」に移行してもらい、
大豆製品が好きな私は「冷えがマシになる」と安心しつつ、楽しんでいたのですが…
1週間過ぎるところで、好物のはずの豆腐を食べている途中で、吐き気がするようになりました。
「この感じだとアレルギーになってしまいそう」と施術時に訴え、
スケジュールよりは早めに「4.動物性タンパク質(魚)」を解禁してもらいます。
しかしこの時点で、9月末でまだ暑いはずなのに、寒くて寒くて仕方なく、
カイロを求めてさまよい(まだ売っていない)、お店では長袖を着て凍えて震えるという、
少し異常な状態になっていました。
やがてお肉を食べられるようになり、糖質制限状態は続くものの、体調は多少マシ(当時では)になりました。
結局半年近く通い続け、なんとか10kほど落としたところで一切落ちなくなりました。
1日断食をしても、鍼灸施術をしても変わらないので、通うのが辛くなり途中で終わりました。
当時を振り返って思うこと
今だからこそわかりますが、
・レクチン(野菜・大豆製品)過剰摂取による遅延性アレルギーの疑い
・断食、タンパク質摂取制限による冷えの加速、代謝減退
だったかと思います。
「冷え」と「寒さ」に苦しむ
そのメソッドの指導・施術者は男性も多く、女性もアスリート上がりっぽい方で、
「冷える」「寒い」が理解され難かったです。
当時運動もしていなく、もともと筋肉量のない私がさらに代謝が落ちる悪循環では、
成果が止まってしまうのも、無理はありません。
「第二の心臓」が痩せ細る
痩せたいとは思って始めたものの、もともと細めだった膝下だけが、さらに細くなり奇妙な脚に。
ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれ、足の方へ下がった血液をポンプのように戻す役割も果たします。
その筋肉が落ちるということは、ポンプ機能は低下し、冷えとむくみが加速するという、
見た目も中身も下がるという、美だけでなく健康からも程遠い身体に…
花粉症の大敵は『◯◯』
レクチンフリーを実践する数年前から、花粉症の時期は「小麦を摂らない」ようにしていました。
「『小麦』『冷え』を避けると重症化しない」のが体感としてわかっていたからです。
しかし、この期間、「鍼灸治療を受けた直後、温まった時」以外はずっと酷かったです。
小麦は摂っていないけど、身体が冷えていたからですね。冷えは大敵です。本当に。
ちなみに、『ゆるレクチンフリー』をしてからは花粉症がほぼ出ません。
美肌になる反面
断食で胃腸の機能が回復することで、肌が綺麗になるのは体験して知っていました。
野菜のみを食べていた時期は、「さすがに肌も体も軽い感じ〜」と喜んでいたのですが…
1ヶ月ほど動物性タンパク質を食べない生活だったので、間違いなく鉄分不足。
あの頃フラフラしていたのは、血糖値も下がっていた上に、貧血でしたね、きっと。
色白なので自覚してなかったけど、顔色も悪かったのでは…
レクチンフリー的観点から考える
もちろん、このやり方で効果が出る人も多いのだと思います。
カロリー制限の部分は大きいので。
また、糖質制限なので『グルテンフリー』は可能です。
当時『レクチンフリー』を知らなかったので、
野菜メインの食生活では、レクチンを含む野菜を大量に食べていました。
タンパク質が解禁になっても、「メインは野菜」という指導でしたし。
もやしやナス、トマトなど、カサもあってローカロリー、何より美味しいですからね。
肉や魚、炭水化物を控えた分、夏野菜と植物性タンパク質という、レクチンたっぷりの食事を
続けたことになります。
特に菜食の時期、普段は問題ないお通じに苦しんだのを思い出しました。
拒絶して回避したものの、もしもフルーツとヨーグルト(カゼイン)を無理やり受け入れていたら、
もっと冷えて、もっと腸内環境が悪くなっていただろうな…と震えます。
つまり、この食事療法、私にはまったく合っていなかったんですね…
今の私から当時の私へ
・プロが提供しているメソッドが、自分の体質に合うとは限らないし、
プロの指導であっても、自分の体調を見て考えてくれるとは限らない。
・筋肉量が少なく、基礎代謝量が低い人には、タンパク質制限は向いていない。
・「身体に良い」とされている食材でも、食べていて体調が悪くなったらやめること。
科学的には、断食はオートファジー効果だと思っていますが、食べないと健康の味方の腸内細菌がおなかをすかしてしまうので、やり方が難しいと思います。腸内細菌にやさしいオートファジー効果のある断食を知りたいです。
自分の体質・生活に合う、何より自分の腸に合った方法を知るには、
実際に断食をしながら観察し、自己調整するのが一番だと思いますよー。