ギブミーお出汁

出張や旅行で家を離れると、
疲れてくる夕方には、あるものが異常に食べたくなっていました。

それは…

『汁気のある料理』

ラーメン、うどん、温かいお蕎麦、スープパスタ、フォー
定食屋のお味噌汁、お吸い物、テールスープ、あら汁、茶碗蒸し…

とにかく汁!汁気が欲しくてたまらなくなり、
普段はそれほど食べないのに、ラーメンやうどん、肉吸いのお店に駆け込んでいました。
時間がなければ駅のホームの立ち食いそばもね!

なので一時期は、

「出汁パックを持ち歩いて、飲みたくなったらお湯に溶かして飲もうかな」

と思っていたほどでした。

外出していて乾燥するから?
出先だとパンやお弁当とかの乾いた食事が増えるから?

…といろいろ考えていたのですが、
今年、初めてボーンブロススープを作って飲んだ時に気付きました。

「あ!これ…この充足感!
スープの中の栄養を求めていたんだ!」

ということを。

ボーンブロススープは、
文字通り、『骨を煮込んだだし汁』

肉でも魚でも、その骨をとにかく煮込むだけでできるそのスープには、

肌を強くし、炎症に効き、腸を癒す働きのある
ゼラチンの他に、
ビタミン、ミネラル(リン、マグネシウム、ヨウ素(魚のボーンブロス))
脂質にアルキルグリセロース、
グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸
グリシン、プロリン、アルギニン、グルタミンなどの重要なアミノ酸、

…とまあ、栄養素がぎっしりたっぷりなのです。

消耗して疲れ切った体が、足りない栄養を欲した結果、

「ラーメン食べたい!」「おうどん食べたい!」

に繋がっていたのかも、と。

実際に作るとわかるのですが、
骨付き肉と香味野菜を煮込んで作るボーンブロスは、
ラーメンのスープの作り方と、調味料の有無以外はほぼ同じです。
魚のあら汁は言わずもがなだし、
鰹節やいりこを使った出汁であれば、お味噌汁やおうどんだってボーンブロス。
参鶏湯も最高!

(コンソメやポタージュも好きなのですが、
自分的には「次点」と思っていて、それは骨じゃなくて野菜の出汁だったからなのかも)

もしも私のように

「疲れると無性にラーメンやそば、うどんが食べたくなる」
「1日外に出ていると、とにかく喉が乾いて仕方がなくなるのに、
お茶やジュースでは満たされない」
「美味しいお味噌汁を飲むと、ああああああああ!って脱力する」

というようなことがある人は、
『消耗して栄養を欲しているのかも?』と仮説を立てて、
美味しいお出汁を使った料理を食べてみるといいですよー。

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